星組大劇場公演 『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』 人物相関図と配役予想
次回星組大劇場公演 『ディミトリ~曙光に散る、紫の花~』の原作 斜陽の国のルスダンを読みましたので人物相関図と配役予想を書いてみたいと思います。
当初演目発表の時は(仮)ではありましたがルスダンがタイトルロールでまさかひっとんが、、、と嫌な感じがしましたがそれも回避されてまずは一安心。
タイトルがディミトリとなり当然ではありますがことちゃん(礼真琴)が主役、ディミトリから見た物語になるわけですね。原作はルスダンが主役です。
原作「斜陽の国のルスダン」 (著者 並木陽)
130ページで文字も大きく、細かい描写も少なくてあっという間に読める本です。
しかしながらポイントを抑えた的確な内容で物語としても面白くどんどん引き込まれていきます。
<あらすじ>
序章は物語の最後の場面から始まります。
1245年。
女王ルスダンは死を覚悟してグルジア王国の秘境スヴァネティにいます。
国の行く末を息子ダヴィドに託して。
1220年ごろのグルジア。
当時国を治めていたのはギオルギ国王。母タマル元女王に幼い頃から帝王学を学び名君と名高い。
しかし国王としての苦労も理解しており妹思いの彼は妹ルスダンに後を継がせる気はなく、村の人妻との間にできた庶子に後を継がせるつもりでいる。
ルスダン王女は素晴らしく愛らしく、まるで薔薇の精のようだった。
一方イスラム教国ルーム・セルジュークは友好の証として隣国グルジアに王子ドミトリを身柄を預けていた。幼い王女ルスダンの遊び相手として。
幼い二人は王宮を抜け出して街に出かけるなど幸せな日々を送っていた。
ある時グルジアは東方からモンゴルの襲撃を受ける。ギオルギ国王は兵を集結しモンゴル討伐に向かう。
しかしグルジア軍はモンゴル軍に大敗。ギオルギ国王は瀕死の傷を負いからくも国に帰る。
死を覚悟したギオルギはルスダンとディミトリを枕元に呼び言った。
「次代の王が要る。我が子ダヴィドは幼すぎる、、、あの子が成長するまで」
「ルスダン、ディミトリと結婚し、王座を継げ」
こうして幼い二人、何も政治の経験のない王女ルスダンはディミトリの助けを借りながら女王としての人生を歩むことになる。
はたしてグルジアの、そして二人の行く末はいかに、、、、、
ざっとこんなお話です。
結末はぜひ原作を読んでみてください。
生田先生がどのような脚本、演出にするか楽しみですが僕が想像するに先生の想いはタイトルに込められている気がします。
「~曙光に散る、紫の花~」
曙光に散る
曙光とは「夜明けにさしてくる太陽の光」という意味とともに
「物事の前途に見えはじめた明るいきざし」という意味もあるようです。
なのでディミトリはその明るいきざしを感じて自ら、、、、、
おそらく相当重い苦しい舞台になる予感です。
しかしディミトリは最後かなりかっこよく、そして共感できる役になりそうです。
興味のある方はぜひ原作をお読みください。
ただし悲しいです。切ないです。
原作での登場人物の相関図と仮の配役予想もしましたのでご覧ください。
主な登場人物は主役二人と兄ギオルギ、敵役のジャラルッディーンでしょうか。
ありちゃん(暁千星)は悪役もやっておかないといけないので敵役ではないでしょうか。
ただ原作のままでは娘役の役が少なすぎるので、もっと役を増やすと想いますが。
ほのかちゃんでさえやる役がないし、、、
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