星組公演 黒豹の如く 初日観劇しました

宝塚一般
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当たり前ですがちえねねの退団公演色がとても強い公演でした。

 

芝居、ショーともに、とにかくちえさんがかっこいい。ねねちゃんもかわいい。一言でいえばそんな公演でした。

 

それにしてもちえさん、なんであんなにかっこいいのでしょうね。芝居のオープニングがら、まるでショーが始まったのでは?と錯覚するほどかっこいいちえさん。また海賊の衣装がよく似合う。

 

それからショーのオープニング。スポットライトが当たったかと思ったら、そこには銀橋に横たわるちえさんが。真っ赤な口紅で。あれは反則だ。SS席の人、何人か死んだんじゃなかろうか。かっこよすぎる。

 

芝居、ショートともに詳しくはまた書きますが、全体の感想はそんな感じです。ちえさんファンにとっては最高の舞台でしょう。

 

ただ芝居の脚本演出に関してはちょっとどうなんでしょうか。

 

ちえさんはかっこいいですよ、何回も言いますが。脚本、演出の問題です。

 

2つ疑問があります。ひとつは、ちえさん演じる主人公アントニオが何に悩んでいるのかが見えない。

 

たとえば彼が言う台詞

 

「俺の未来はどこへいくのか」

 

「俺の海はどこだ、どこへ行った?」

 

とありますが、何をどう悩み苦しんでいるのかが伝わってこないし、わからない。

 

第1次世界大戦が終ってスペイン海軍は弱体化したと言われ、その弱体化した海軍のことで悩んでいる?

 

怪しく忍び寄るアラルコンの存在におびえている?

 

 

それからもうひとつ。今回のテーマは歌劇の中で柴田先生も「恋の物語」と言い、ちえさんも「大恋愛の物語」と言っている。しかしそのあたりも、しっかりと伝わってこない。

 

確かにかつての恋人と再会して、状況も変わり、今度こそほんとうに愛する人と一緒になろうとした。いろんな障害がありながら、結果的にそれが現実となったわけですからハッピーエンドなのですが、なんか胸に刺さるものがない。

 

ただ単に「過去の恋人と再会し一緒になれてよかった」で終ってしまったように感じました。

 

いつもそうですが1回ではほんとうの意味は理解できないのかもしれません。

 

みなさんはどう感じられたでしょうか。

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