星組スカピンに向けて 原作『紅はこべ』を読む

宝塚一般
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まだまだ先の星組スカーレットピンパーネル観劇に向けて着々と予習しています。

まずは毎日のように初演星組スカピンのDVDを見てますが、先日原作の『紅はこべ』の文庫本を購入し読み終わりました。1回さっと読んだだけですがとりあえず感想を思いつくままに書いておきます。

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全体的な話は原作と同じ

当たり前と言えば当たり前ですが全体的なストーリーは原作も宝塚版(ミュージカル版)も同じです。

フランスの革命政府による悲惨な処刑から貴族を救い出す『紅はこべ(スカーレットピンパーネル』と『ショーヴラン』の戦い。ただし細かい部分はもちろん大きな所でも違いはたくさんあります。

 

配役的違い

スカピンに登場するマリー、ルイシャルルは紅はこべには出てきません。なのでルイシャルル救出劇の場面はありません。アルマンは紅はこべでは兄。

 

大きな違い

マルグリットとショーヴランは昔の恋人関係ではありません。マルグリットは共和主義者である密告をショーヴランにするので接点はあったと思いますが。

なのでスカピンのようなマルグリットへのショーヴランのアプローチではないのでショーヴランの印象がとにかく『冷たい』です。

さらにショーヴランは背が低く痩せて狐顔、鋭い目つき。スカピンのちえさんとは全然印象が違います。

 

マルグリットが活躍

特に後半はマルグリットがとても活躍します。スカピンでもフランスに渡り歌を歌ったりして役割がありますが、それの比ではありません。

 

パーシーとマルグリットの関係

スカピンでもそれなりに二人の関係性、結婚してからすれ違いそしてお互いの誤解が解けてハッピーエンドの展開が描かれていますが、紅はこべではスカピン以上に詳細に描かれていると思います。

活字なのでより細かい表現がされている部分もあると思いますが、特にマルグリットの心境の変化が詳細に描かれています。

 

エンディングは

紅はこべの方が断然面白い結末だと感じました。最後はどんどん引き込まれて読んでしまいます。

ただし宝塚的にはスカーレットピンパーネルとショーヴランの絡みという終わり方の方がいいのかもしれません。

 

もう少し読み込んでから細かい感想は書いてみたいと思います。

もしまだ紅はこべを読んでない方は読んでみたらいかがでしょうか。スカピンとの比較ということでなく純粋に面白い小説だと思います。

 

 

 

 

 

 

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