星組ロックオペラモーツアルト 初日観劇感想3 礼真琴&舞空瞳

星組
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礼真琴(モーツアルト)

はい、今公演は正直、びっくりしました。

その歌に感動しました。久しぶりに。

 

研4から見てますが最近はことちゃんの歌にあまり感動しなくなっていました。

歌を聞いた時の価値観は人それぞれ違うでしょうし僕は歌の専門家でもなく素人ですが、僕はことちゃんの歌が好きなのは「声量があって抜けるように素直に楽々歌うところ」なんですね。

研5,6の頃の新人公演はそれが回を重ねるごとにどんどん凄くなっていきました。それが最近は変に吐息を吐いたり、声がスカッと出なかったり、、、不満でした。

 

しかし今回は声が出てましたね。確かに吐息を吐いたり、若干ねばるような変な癖が気にはなりましたが、まあそれを吹き飛ばすぐらいの熱唱でしたからね。

ただ初日からあれだけ飛ばしすぎて東京千秋楽までもつのか、心配ではあります。

 

1幕最後の熱唱は凄かったですよね。

 

フランス版を見て想像はしていましたが、まさか最後あそこまで声を出すとは想像していませんでした。そしてバタッと倒れて幕ってのがいい演出でしたね。幕が降りて席を立つまでみんなやや時間が必要でした。

バックで踊っているなこちゃんのダンスもしなやかで、原作ではコンスタンツェがあそこは出ていませんが、あの演出も石田先生、正解でした。

 

主題歌Place je passeを何回も歌っていますが、この歌、軽快に乗るのが結構難しそうですがさすがに軽快に心地よく歌っていましたね。

サビの高音を下げて歌っていたのはなぜでしょうか。最後1回だけ原曲通り高音で歌って、全然歌えていたので音域的に厳しいからということでもなさそうですし。喉に負担がかかるからさげたのでしょうか。専門家の方の意見を聞きたいなあ。

ことちゃんソロを歌いながら客席降りもあり、前列の人は注意しないと生きて帰れないかもしれません。。

 

登場シーンは「僕はここだよ」(ニュアンス)って出てきますが、ロミオが出てきたのかと錯覚しましたよ。

途中コンスタンツェとの台詞に「ロミジュリが見れるね」みたいなのがあったから、そのうちロミジュリやるのは決定的ではないでしょうか。やるならなるべく早いほうがいいですよね、新婚のうちに。

 

役作りはとにかくチャラくて落ち着きがなくて、少年がそのまま大人になったようなモーツアルトでした。

もうちょっと影というか変人ぽい不気味さもさりげなく出てくるといいなあと感じましたが、宝塚的にはあれでいいのでしょうね。お披露目ですしね。

 

ダンスも切れてますねえ。

登場してからの最初の男役を引き連れてのダンスはみんなダンサーで、さすが星組、惚れ惚れしますよ。

フィナーレのダンスも凄いですが、なんといっても最後のデュエットダンスですね。

シルバー系のわりとおとなしめの衣装で、なこちゃんとお揃いで、ぴったり揃っていてキレてるけど優雅で、荒々しいけど丁寧で。

なんとリフトもやってくれましたね。リフトはファンとしてはぜひ見たいですがご本人の腰を考えると、あまり無理しないでほしいし、難しいところですよね。

 

カーテンコールもノリノリでやはり責任感の強さがああいうところに出ますね。なんとか場を盛り上げようと必死になっている姿に感動しますね。最後の方はもう初日で相当疲れていると思うのに。

ただ挨拶は泣き虫のことちゃんだから泣くかなと思いましたが全然でしたね。さすが研11になって立派に成長していました。(完全に親目線ですいません)

 

あとは怪我なく東京千秋楽まで無事に駆け抜けてくれることを願っています。

 

 

 

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