2025年7月4日、宝塚歌劇団の公式サイトにて「宝塚大劇場公演・東京宝塚劇場公演の座席料金の一部改定ならびに座席区分の変更について」という発表がありました。
注目すべきは、チケット料金の値上げだけでなく、宝塚大劇場における座席配置の変更です。とくに「立見席」に関する記載内容と、その今後について気になった方も多いのではないでしょうか。
今回は、発表内容の概要とともに、立見席の今後について考えてみます。
宝塚歌劇の座席改定発表|2025年7月4日
発表の主なポイント
宝塚歌劇団が2025年7月4日に発表した座席改定の主な内容は、以下の通りです。
- チケット料金の一部改定(値上げ)
- 宝塚大劇場の一部座席区分の変更
- 変更は2026年1月公演から適用予定
これらの変更により、観劇スタイルにも少しずつ変化が出てくる可能性があります。
宝塚大劇場1階立見エリアが座席に変更へ
発表された内容の中でも、ファンの間で大きな関心を集めたのがこちらです。
宝塚大劇場の1階後方立見エリアが、新たに座席(S席)として整備される予定

これまで立見スペースだった部分が座席になるということは、単純に「立見席がなくなる」可能性を示唆しています。
しかし――
東京宝塚劇場には立見エリアの記載なし?
今回のお知らせでは、東京宝塚劇場については「料金改定」に関する情報はあるものの、
立見エリアに関する記載は一切ありませんでした。
つまり、現時点で東京宝塚劇場の立見席が廃止されるとは発表されていません。
宝塚大劇場・東京宝塚劇場ともに「立見の存続」には触れられていない
今回の発表で不明瞭だったのは、次の点です。
- 宝塚大劇場の「立見席」は完全に廃止されるのか?
- 東京宝塚劇場の「立見席」は今後も継続されるのか?
明確に「立見がなくなる」とは記載されておらず、どうなるのか不明という印象です。
立見席は今後も存続するのか?私の予想、希望
ここからは個人的な見解ですが、立見席はなんらかの形で存続するのではないか、存続して欲しいと考えています。
立見席はとにかくコストパフォーマンスが最高
立見席は、こんな方にとって非常にありがたい存在です。
- リピーターで、観劇回数が増えるのでたまには安くみたい人
- 学生など、予算を抑えたいけど本場で観たい人
- なかなかチケットが取れない中で、観劇のチャンスを広げたい人
すぐ前が5500円のA席なのに立見は2500円。もちろん立ちっぱなしはキツいですがコスパは最高です。
大劇場の立見席はほんとうに観やすいです。舞台までの距離は遠いですが前の人の頭が全く気にならないですから。
また、私にとっても立ち見はとても思い出深い存在です。
昔の立ち見の思い出|譲り合って観た観劇体験
今でこそ立見席は番号があり観る位置が決められていますが、昔は自由席?でした。
チケット購入時に番号(席位置ではない)がもらえて当日は一般の人とは別の位置に番号順に並んで待機。そしてスタッフの誘導のもと立見エリアへゆっくりと進みます。一般の人より一足先に。
先頭の人から自分が観たい位置に立って自分の位置を確保します。だいたいセンターから順番に決まっていきますが隣の人との間隔もまちまちです。
一列目が埋まると自然と2列目に人が立ち始めます。
ある時子供が2列目にいました。2列目はやはり観にくいですよね。なので隣の人との間隔をお互い少しづつ詰めて子供を1列目に入れてあげました。こんなこともあったんですよ。
確かに今の方が自分のエリアが決まっていて余計なことがなくてトラブルも少ないでしょうが、昔のシステムもそれはそれでありかなと思います。
そんな思い出の立見席ですから愛着がありますね。
大劇場はどこに立見席を作れるか
今までの立見エリアに座席が新設されたら、どこに立ち見席を作れるのか、という現実問題もあります。ただ現段階では新設の座席のさらに後ろにスペースが残るのかも不明なので、なんとも言えないと思います。
まとめ|立見席の今後に注目しよう
- 宝塚大劇場の立見エリアは、2026年から座席に変更予定
- しかし東京宝塚劇場には立見に関する記載なし
- 立見席の完全廃止が決定したわけではない
- 立見席になんとなく愛着がある
今後の続報や座席図の更新に注目しながら、ファンとしては「残してほしい!」という声を届けていきたいですね。
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