最近、ネットで「花組の人気が落ちてる?」とか「花組のチケットが余りすぎ」なんて声を見かけることがあります。でも、実際のところどうなんでしょうか?
結論を先に言うと、私は「そこまで言うほど、人気がガクッと落ちたわけじゃない」と思ってます。むしろ、仕組みや状況が変わっただけなんじゃない?ということで、ちょっとだけ語らせてください。
リセールチケットが多く出品されてるのは新しい“仕組み”のせい
まず言いたいのがコレです。
花組の公演って、公式リセールで出品されるチケットの数が多いって言われてますよね。でも、これは単純に「人気がないから」じゃなくて、「タイミングと仕組みの問題」が大きいんじゃないかなと。
公式リセールってなに?
以前は「チケトレ」っていうチケット再販サービスが使われていて、誰でも出品・購入ができたんですが、最近は宝塚公式のリセールサービスに変わりました。
この新しいリセール、実はルールがけっこう厳しいです。
- 出品されたチケットを見てみると約9割は「友の会」会員しか買えないチケット(=一般会員の人は買いたくても買えない)
- 花組の公演が、この新システムの最初の対象になった(=初の実験台!?)
…ということで、たまたま運が悪かっただけって部分、かなりあると思います。
今までの公演でも数百枚出品されている公演がありましたが、チケトレでは誰でも買えました。
それが新しいリセールでは友の会の人限定というのは、やはり売れにくいと思います。
歌劇団は友の会入会を増やしたい戦略と思いますが、逆効果のような気がします。
一般発売は?完売してない=人気なし、ではない!
「一般前売りで完売してないから、やっぱり人気ないんじゃ?」っていう意見もあるかもしれません。でも、これももう少し冷静に見てみると…
- 土日はほぼ完売
- 平日はたしかにA,B席が残ってる日もあるけど、S席はほとんど完売
って感じで、そこまで売れ行きが悪いわけでもないんですよね。
以前の公演ではもっともっと売れない公演もたくさんありましたし、人気の星組でさえ柳生忍法帖なんてもっと残ってました。
結局は演目によるところも大きいと思います。
実は公演回数が多い=売るチケットの数も多い!
これ、意外と見落とされがちなんですが…
現トップになってからの大劇場公演(2作品とも)って、他の組よりも公演回数が多いです。
公演回数が多いということは、それだけ販売されるチケットの枚数も多いということ。
当然、消化しきれないチケットも出てくるのは自然な流れ。
むしろ、この公演数で今の売れ行きなら**かなり健闘してる方じゃない?**と思ったりします。
これを言うと「そんなことはない、宝塚大劇場が少なければ東京が多い」という人が出てきますが、東京は黙ってても売れるので大劇場の公演数が問題ですよね。
なぜ今の花組の大劇場公演数だけ多いのか不明ですが、もう少し長いスパンで見ていく必要がありそうです。
結論:花組、心配しなくても全然大丈夫!
たしかに、SNSではちょっとネガティブな声が目立つこともあります。でも、実際のデータや現場の雰囲気を見ると、「花組、人気ガタ落ち!」ではまったくないと思います。
- チケットリセールの新制度で損してる部分がある
- 販売方法や購入ルールの変化で偏りが出ている
- それに加えて花組だけ大劇場公演数が多い
これらを考慮すれば、「今の状況は“人気のなさ”だけじゃ説明できないよね」って、わかってもらえるんじゃないでしょうか。
アンチがなんとか現トップを下げたいと騒いでるだけかもしれません。
というわけで、花組ファンのみなさん。
これからの公演も温かく応援していきましょう〜!