星組公演『桜華に舞え』 登場人物について
先日、とりあえずの人物相関図をアップしましたが早速修正しました。
あーちゃん演じる竹下ヒサが桐野の妻であるというご指摘を受け、いろいろ調べた結果、やはり正妻『久』のような気がします。
公式には『薩摩藩の郷の娘』となっていますからどのような設定にするのかはわかりませんが。
そして人間関係を考えていく上で重要なのがオリジナルキャラの風ちゃん大谷吹優、紅さん衣波隼太郎、ことちゃん八木永輝です。
この話を理解するのに参考になるのが榎木孝明主演の映画版『半次郎』です。
実は演目発表のあった1月頃にDVDをレンタルして予習しました。僕は幕末は結構好きなのですが坂本龍馬の死後明治時代を全く知らないのでこのDVDはとても参考になりました。そしてもう一度見直してみました。
この映画は登場人物といいストーリーといい史実に忠実に描かれていると思います。
そして宝塚版半次郎『桜華に舞え』で重要となる大谷吹優、衣波隼太郎に該当しそうな役が映画版では登場します。
まず大谷吹優ですが、映画版では『村田さと』。
煙管商村田屋の娘で、桐野の京都時代の恋人(実際は妻がいたので愛人)です。実在の人物です。映画の最後のシーンも劇的なシーンになってます。
桐野の相手役にさとでよかったとおもうのが先生がなぜオリジナルに変更したのか。宝塚的には主演二人の絡みが少ないとみたのでしょうか。
それから衣波隼太郎に該当しそうなのが永山弥一郎。
薩摩藩士で幕末からの桐野の友人です。そのままでもよいような気がしますが、この永山は映画版でも2番手格の扱いですし紅さんがやってもおかしくないと思います。ここも先生がオリジナルに変更したかった何か理由がありそうです。
心配なのは、桐野と吹優の関係の展開です。
こうもりでもファルケとアデーレの恋は唐突で無理があったと感じました。
今回の二人の出会いも公式には『会津藩との戦いの最中に出会った娘との恋』とあります。
官軍と賊軍という関係、さらに男女という関係で戦いの最中に出会っただけで初対面の二人がどのように恋に落ちるのか、1時間半という短い公演でどこまで描ききれるのか、こうもりのことがありますから不安な部分です。
そしてたぶん出会うのが戊辰戦争でしょうからそれからクライマックスの西南戦争までは10年。この間、桐野と吹優はどのような関係でいたのか、吹優が最後の戦争の場面にどのような形で登場するのかなど、期待と不安な要素が多いです。
映画ではちょっとありえない設定でさとが登場しますが、同じような劇的なシーンとなるのか。
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