星組ロミオとジュリエット 2/16 11時公演 観劇感想 礼真琴&舞空瞳
星組公演ロミオとジュリエット 2/16 11時公演を観劇してきました。
8年前の新人公演のロミオからどう成長しているのか、なこちゃんジュリエット可愛いだろうなあ、ことせおのワチャワチャ感は絶対泣くだろう、もう楽しみポイントが多すぎて期待感MAXで劇場へ向かいました。
全体の感想から
ロミジュリでこんなに泣くかってぐらい泣きました。
最初のことちゃんの挨拶「みなさま、本日はようこそ、、、」を聞いた瞬間から涙腺が緩みこれはやばいと思ったのも束の間、
愛がせり上がってきて涙腺崩壊。
その後もベローナの民衆が出てきて音楽が流れて泣いて
ロミオが登場して泣いて
世界の王で泣いて
乳母のソロで泣いて
エメで泣いて、
1幕はずっと泣いてたなあ。
2幕はちょっと落ち着いて見れたけど、僕は怖いに圧倒され霊廟のジュリエットの迫真の演技に泣いてでも最後天国でのデュエダンに顔がニヤけとても幸せな公演でした。大満足です。やっぱりロミジュリはいいですね。
制作発表のロミオの衣装や最近の流れからひょっとして大幅な演出の変更があるかも、と思っていましたが全く過去作と同じ構成でした。
キャストの歌唱力のレベルがそれなりに高く、ダンス力の高い星組なので歌中心のミュージカルとしての見応えも十分でした。
歌のレベルが低いとそれだけで舞台に集中できずがっかりしますからね。
キャストも現在の星組では適材適所、よかったのではないかと思います。
主演のことなこのラブラブ感、ことせおきわの仲間感、かっこいいティボルト、みっきぃ、ちぐさんのお父さんたち、あんるちゃん、なっちゃんのお母さんたちも安心して見れました。
死のぴーすけ、愛のちゃりおくんもよかった。
衣装についてはいろいろ言われているようですが、僕はそのうち見慣れてくると思います。
ただしジュリエットのバルコニーの衣装だけは遠くからは汚いグレーにしか見えません。
近くでみてもあまり可愛い衣装とは思えません。なこちゃんジュリエットが可愛そう。早急にデザイン変更されることを願ってます。
ことロミオ
正直、1回見ただけでは感想がまとまりません。いろんなロミオ像に見えます。まあこれは見るこちら側の問題だと思いますが、、、
どんなロミオだったか、思い出しても
可愛い
若々しい
優しい
キラキラ
包容力
奥手
矛盾するようないろんな感情が思い出されます。
ことちゃんがどんなイメージで今回のロミオの役作りをしているのか、1回ではわかりませんでした。
8年前の新公ロミオは少年がただガムシャラに一生懸命にジュリエットに向かっている印象ですがそんな感じではないです。
かといって大人の落ち着いた感じでもなく、可愛いし若い感じです。
ベンヴォーリオたち友達との世界の王の場面なんか、少年のようでことロミオ全開です。
新公では世界の王の場面はなかったので比較はできませんが、
なこジュリエットがロミオ大好き全開の積極的タイプなので、それとの対比でロミオが控え目で優しく見えるのかもしれません。
でもバルコニーやエメの場面ではキラキラしてますよ。
この「いろいろに見えるロミオ」が8年経って成長したことロミオなのかもしれません。
歌唱
歌についてはあくまでも僕個人的な印象ですが、今回の歌唱は好きになれません。
フレーズの最後を抜く?歌い方。
専門家ではないので全くの素人の感想です。
CD発売記念番組でも歌の先生に世界の王の所で指摘されてました。
たとえばバルコニーの「恋人と呼んで〜」の「で〜」の所ですね。そんな歌い方が随所にあります。
新公では普通に歌いきってます。
ただこの歌い方、今回だけじゃなく思い返すにショーブランのあたりからおかしくなってます。
周りの歌の専門家に聞くと「そんなに気にならない」とか「K-POPの影響じゃないか」とか意見もありますがどうなんでしょうか。
僕は気になってしょうがない。なんか声が出なくなってごまかしているようにしか聞こえません。
ことちゃんの最大の魅力は「素直にすーっと楽々歌う心地よい歌声」その歌唱だと思っています。
研7ぐらいまではそうでした。ご本人がどう思っているのかプロであることちゃんのことですから今の歌い方がいいと思って選択してるのでしょうから、ファンはそれに付いて行くしかないので付いていきますが。
そんな中でも「僕は怖い」は久しぶりに鳥肌が立ちました。
1幕、2幕と2回ありますが特に1幕のラストは凄かった。2幕のラストはやや物足りなかった、もっと大げさにやってもいいのでは、、
世界の王
基本的に少年っぽいことちゃんなので、せおっち、きわみしんくんとの3人の並びはバッチリです。
3人のワチャワチャ感、最後銀橋に出てくるあたりは最高です。なによりことちゃんが満面の笑みで楽しそうなのがいいですね。
衣装について
メインの衣装はいろいろ言われてますが僕はまあそのうち慣れるかなって感じです。
ただそれも含めて全体的にロミオの衣装が地味です。
2幕の最初に着る衣装もほとんどベンヴォーリオと区別が付かないし、霊廟〜ラストのシャツもぱっとしない。
それから1幕で着替える回数が少ない、というか仮面舞踏会以外1回も着替えないのはなぜ??歌劇団も衣装代が足りないのか?って思ってしまう。
できればあと数回見てことロミオの役作りの方向性を確かめたいなあ、、、
なこジュリエット
とにかく可愛いしオーラ全開だからそれで十分。
ジュリエットはまずは可愛くないと話にならないですから。
その上でなこちゃんの印象は
ロミオが大好き
自分の意見をはっきり言う
積極的
歌はどんどん上手くなってく
芝居にも引き込まれる
やっぱり可愛くて可愛い
もうロミオが大好きなのが全身から伝わってきます。
バルコニーにしてエメの場面にしても自分から積極的にアピールしてる感じ。
なこちゃんの芸風ですかね。物怖じしない感じ、いいなあ。
2幕でパリス伯爵と明日結婚しろと言われてお父さんに叩かれる場面、「絶対イヤ!!」って突っぱねるのが勇ましすぎて頼もしくて。
あれだけ愛されるロミオは幸せだなあ。
歌は歴代のジュリエットで一番上手いんじゃないでしょうか。(雪組のダブルキャストを除く)なこちゃんの歌はこれからも伸びしろ十分な感じです。
霊廟の芝居もよかったなあ。ロミオ一途な真っ直ぐな芝居で、ひょっとしてロミオ生き返るんじゃないかと思えるぐらいの迫真の演技でした。
バルコニーの衣装はさすがに可愛そうかも。
遠目では汚いグレーにしか見えませんし映像で見てもあの微妙な色や柄はどうなんでしょうか。一流の先生の自信作なのかもしれませんが凡人の僕には、、、、
普通にピンクの可愛い衣装ではダメだったのかな。ネットでもいろいろ言われているようなので公演途中で変わってくれたら、とは思います。
その他のキャストの感想は後ほど
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Comment
歌い方が気になる
以前の歌い方が良かった
と言うような事が度々書かれているので、コメントします。
阿弖流為の時に、琴ちゃん本人が
伸びのある心地よい声とよく言われるけれど、
心地よいだけでは役柄によってはダメだから発声を変えた
と言う様なニュアンスのことを言っていました。そして阿弖流為に挑んだはずです。
なので、その直後のディナーショーは、発声を戻したり戻さなかったりが上手く出来ていない様に感じました。
そしてトップお披露目公演中に、このままでは声が持たないと雪組トップの望海さんに相談したとも言っていました。
望海さんとのトークの中で、
お互い歌う回数が多いから負担もかかるから、抜かないと。
そしたら歌い方も変わる…というようなアドパを貰っていました。
ロックオペラの時のように気持ち良く声を張り上げまくって歌う事もできています。
だから出ないという事はない様に思いますが。
歌い方やら発声を時と場合によって変えているので、大門さんのお気に召す発声ばかりではないという事の様に感じます。
ロミジュリ新人公演の時も
私もあの伸びる声が大好きでしたが「なんだ歌が上手いだけだね」と嫌味を言う方もいました。
心地よい歌い方だけでは、ダメということなんでしょうね。
もし、大門さんが
声が出ないのを誤魔化していると本当にお感じなら…
もしホントにそうなら、出ないのを誤魔化さず無理してまで出して欲しいというのは酷な話だと。ちょっと琴ちゃんが可哀想になりました。
たいへん参考になるコメントをありがとうございます。
トップになって歌う量も2番手以下時代とは比較にならないぐらい増えているので全て全力で、というのは喉に負担がかかりすぎて難しいのかのしれませんね。
また役によって歌い方を変えているというのもその通りかもしれません。
プロのことちゃんが考えてやっていることなので素人のファンがとやかく言うことではないのかもしれません。
そのあたりは十分理解した上で今後舞台を見ていきたいと思います。
ありがとうございました。