一時代の終焉・・・柚希 礼音退団発表
公開日:
:
星組
2014/08/19
星組トップスター・柚希 礼音 退団会見のお知らせ
星組トップスター・柚希 礼音が、2015年5月10日の東京宝塚劇場公演『黒豹(くろひょう)の如(ごと)く』『Dear DIAMOND!!』の千秋楽をもって退団することとなり、2014年8月20日(水)に記者会見を行います。
来るときがやってきました。
宝塚歌劇団の一時代の終焉、ひとつの大きな区切りを迎えます。
柚希 礼音という、30年にひとりと言われる逸材、間違いなく歌劇団にとって大きな存在でした。
トップスターの退団は必ずやってくるもので、トップに就任したときからすでにカウントダウンは始まっています。ですから、ファンにとっては退団は悲しい出来事ではありますが、まずは退団おめでとう、長い間、ご苦労様でしたとねぎらいたいと思います。
トップスターの重圧は僕たちには到底計り知れないものがあると思います。
その重圧に6年間も耐えてきたのです。たぶん楽しいことより辛い事の方が多かったのではないでしょうか。特に最近は他組への特出が多く「柚希 礼音を出しとけば」みたいな劇団の安易な考えも垣間みられ、あのハードスケジュールを思うとほんとうに可哀想でした。しかし辛い表情は表には一切出さず、よくがんばりました。
僕はもともと、ちえさんが苦手でした。ですから、ちえさんの若いころは全く知りません。礼真琴に注目するようになって初めて星組を見るようになりました。当然ちえさんを見るようになり、だんだんその魅力にひかれるようにようになりました。
ちえさんの魅力はたくさんありすぎて、一言ではいえません。もちろん、ダンスが正一流とか、歌もうまい、舞台での存在感とか、いろいろあります。
僕が感じるちえさんの魅力は人間としての大きさだと思います。
舞台では、ダンスのうまさはもちろん、男役として完成されてますし、出てきたときのオーラは半端ないですし、ちえさんあっての星組といわれる、その通りだと思います。たとえば周りの出来が少々悪くても、ちえさんが出てくれば、一気に雰囲気を変えてしまえる器の大きさ。
一方、オフ(普段の生活は知りません、入り出での様子という意味で)になると、いつもにこにこしてとても可愛い。このギャップも僕は魅力なのではないかと思います。ファンを大切にするその気持ちが、どんなに疲れていてもいやな顔一つしない、あの態度に表れるのでしょう。このオフでも人間としての大きさを感じます。頭が下がります。
来年5月まで、これからもどんな柚希 礼音を見せてくれるのか、楽しみですね。
そのときに、また「長い間ご苦労様」と声をかけたいと思います。
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