宙組『Shakespeare 〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』 観劇
宙組『Shakespeare』を観劇しました。
宙組さんは、タニちゃんの中日劇場のベルバラ以来なので調べたら実に7年ぶりです。
舞台では初めて見るわけですがスカステではそれなりに見てますのでジェンヌさんはだいたいわかりました。
まあくん、みりおんは花組時代に見てますし、まかぜは星組時代、何度も見てますし。
実はなぜ見たのかというと、バウ公演鈴蘭の初日を観劇した日、ちょうど時間があってせっかく遠征するし、見てみようかって軽い気持ちからでした。
でも観劇して大正解でした。
よかったですよ。特に芝居。
そんな軽い気持ちで特に贔屓もいないので、ほとんど予習なしに見ましたが、とてもわかりやすい。そして涙あり、笑いありで、どんどん引き込まれていく感じです。
話はシェークスピア自身の物語ですが、その主人公をめぐる家族愛や夫婦愛、親子の対立や仕事上での悩み、葛藤など盛りだくさんのことが、わかりやすく展開していきます。
場面展開もとてもスピーディーで的を得ているのでどんどん話に引き込まれていきます。
主人公がどんな状態にあってどんな心情で何をしようとしているのかがよくわかる。
だから見ている方は感情移入しやすくて一緒に物語に入っていけるんですね。
これ、一番大切な要素だと思うのです。
贔屓の『鈴蘭』が真逆で、主人公の描写が浅すぎて感情移入できないのと大きな違いです。
脚本って大事ですね。
最近は特に涙腺が弱くなってすぐ泣くので参考にはなりませんが、息子が死んでしまった場面では完全に涙腺崩壊でやばい状態でした。
それからラストの夫婦愛のシーンですよね。
まあみりコンビの芝居のうまさも当然あるんでしょうが感動の涙、涙でした。
唯一??と思ったのは、アンが息子を連れて家を出る場面ですが、確かに何日も家に帰らない夫に対しての行動なのでしょうが、いきなり家を出る状態かなと思いました。
そうされて当然の行動がウィリアムにあったのかもしれませんがよくわかりませんでした。男のエゴかもしれません。
それから今まで星組でいつも見ていたまかぜですが、やはり『見慣れた』まかぜでした。
ある意味安心しました。
でもちょっと痩せたかな。歌も本人比でよくなっている気もしますが、ビブラートのかけすぎは気になりました。
あと美穂さんは歌も芝居もうまいですが、少々『うるさい』気がしました。
専科より組子を使ってほしい派なので。宙組さん詳しくないですがどなたか出来る人いると思うのですが。
ということで月組、雪組を見たときも感じましたがたまには贔屓の組以外を見ることはとても参考になりますね。
時間とお金が許せばどんどん見たいと思いました。
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