星組の2020年を振り返って
2020年も今日が大晦日。
今年は新型コロナの影響で世の中はたいへん厳しい状況になってしまました。今なお感染拡大中で先の見えない状況が続いています。
宝塚歌劇もその影響を受けて今までとは全く違った環境になりました。もちろん一番たいへんなのはジェンヌさんです。そんな中、なんとか公演を続けてくれたジェンヌさんはじめ劇団関係の方には感謝しかないです。ありがとうございました。
さて我らが星組も厳しい状況ではありましたが、十分にファンを楽しませてくれました。そんな今年一年を振り返ってみたいと思います。
一年の始めは鏡開きから
今年の始まりは鏡開きからでした。ことちゃん(礼真琴)、なこちゃん(舞空瞳)の新トップコンビのスタートです。
2人の初ういしい雰囲気が映像越しにも十分に伝わってきました。なにかことちゃんが指差してなこちゃんに話しかけていますがあれは何だったのでしょうか。
大劇場お披露目公演 眩耀(げんよう)の谷/Ray
新生星組のお披露目公演は「眩耀(げんよう)の谷/Ray」
眩耀の谷は謝先生の描く世界観が素敵で、またラストの演出が新生星組の船出とダブってとても感動的な演目でした。
ことちゃんの礼真は正義に燃える若々しい役でラストの求心力も見事でピッタリの役でした。
なこちゃんは目が不自由で子供もいるという若いトップお披露目公演としてはたいへん難しい役でしたが見事に演じきりました。
せおっちとことちゃんのデュエットも聴き応え十分でした。
ショーのRayはもう、ことちゃんのためのショーといってもいいぐらい歌って踊りまくりのショーでした。オープニングは主題歌が印象的で娘役のショートヘアもみんな可愛くて最高でした。
ことなこのラブラブ感も見ているこちらが終始ニヤけちゃいましたね。
なこちゃんのピンクの衣装の破壊力は強烈でした。可愛い!
このお披露目公演は大劇場初日が2月で東京千秋楽が9月という、コロナの影響で今までにない公演期間となりました。ジェンヌさんたちの苦労は想像できないくらい大きなものだったと思いますがなんとか千秋楽を迎えることができて本当によかったと思います。
ことちゃんもトップとして嬉しかったでしょうしホッとしたのでしょう。千秋楽の挨拶の涙がすべてを物語っていました。本当によかった。
梅田芸術劇場公演 エル・アルコン鷹
本来なら全国ツアーの予定が中止となってしまったエル・アルコン鷹ですが、なんとか梅芸でやってくれました。短い公演でしたが開催してくれたことに感謝しかないです。
ことちゃんのティリアン、かっこよかったなあ。正直、ビジュアルは若干心配していましたが、、、いやいや、かっこよかった。
とにかく歌がうまいからストーリーに説得力があるんですね。この演目は話を詰め込みすぎて脚本的には駄作だと思います。しかしことちゃんの歌でねじ伏せた、そんな公演でした。
なこちゃんの女海賊ギルダもかっこよかったなあ。
やっぱりダンスがうまいから殺陣も見応えがあるんですよね。若干肩に力が入りすぎていたのは若いからしかたがないでしょうか。まあ星組らしくていいんですが。
ショーで新しくなった「愛」のシーンは2人の衣装が爽やかでとても素敵でしたね。
デュエットダンスも大劇場とはガラッと変わってディズニーのアップテンポなアレンジで2人にしかできない素晴らしい構成でした。
せおっちチームはシラノ
せおっち、ほのかちゃん主演のシラノは見てないのでスカイステージの映像の抜粋での印象ですが、せおっちがどんどんそれらしくなってますね。ショーもセンターが慣れてきました。ほのかちゃんもどんどん綺麗になってますね。この2人はこれからがますます楽しみです。
ロミオとジュリエット制作発表
いよいよロミジュリが始まりますね。制作発表から2人の歌が出来上がっていて素晴らしいです。だいたいどの制作発表みても歌が全然歌えてない人が多いですから、、
ロミオの衣装はいろいろ言われてますが僕は好きです。今日改めて見て思ったのですが今までとは違った新しい、現代的なロミジュリを目指しているのではないでしょうか。
そういう演出にするには、若々しい雰囲気を持ったことなこがピッタリ。だから今の星組にこの演目が来たように思います。
来年は、ことなこの鏡開きからスタートです。そしてロミジュリ。今からワクワク、ドキドキです。
さらに1月には大劇場2作目の演目が発表になるでしょう。これがとにかく楽しみです。
今年一年、ことちゃん、なこちゃん始め星組のみなさん、素敵な舞台をありがとうございました。来年も星組組子のみなさんにとって素敵な一年になりますように。
関連記事
-
星組公演「柳生忍法帖」「モアダンディズム」初日観劇感想 礼真琴&舞空瞳
星組公演「柳生忍法帖」「モアダンディズム」初日観劇してきました。 芝居の「柳生忍法帖」については書