星組御園座公演『王家に捧ぐ歌』初日観劇感想 礼真琴&舞空瞳
星組御園座公演『王家に捧ぐ歌』2月17日の初日を観劇してきました。
まずは初日の幕が上がって本当によかった。星組のみなさん、おめでとうございます。
いろいろ書きたいことがありますがいつも通りまずは全体の感想から。
一言で言うとこの公演は今の星組、礼真琴ことちゃん率いる今の星組でしかできません。
はっきり。
なんとも宝塚歌劇らしくありません、この公演は。
衣装もシンプル、舞台セットも極めてシンプル。
初演、再演をご存知の人からしたら「あれは私の知ってる王家じゃない」って言うでしょう。
宝塚の大きな魅力の一つに「キラキラした衣装で豪華なセットで非日常的な夢の世界」があると思います。
しかし今回はそれを楽しむ要素がありません。特に以前の王家の衣装、セットは豪華でしたし、それが王家の重要な要素みたいな所もありましたから。
でもそれがないとなるとあと公演を楽しむには、歌や芝居など公演そのものの質がどうか、です。
特にオペラを原作にした王家では「歌」がかなりの部分をしめます。
歌でねじ伏せた公演
そんな感想がぴったりではないでしょうか。
もちろんその主人公はラダメスことちゃん。ことちゃん無しでは成立しません。
しかしそのことちゃんに引っ張れるように他のみんなの歌唱が素晴らしかったですね。
なこちゃんアイーダもより低音で強いアイーダを歌でもセリフでも演じきって熱演でした。
くらっちアムネリスはさすがの安定感で歌については全く問題なし。
その他コーラスも「星組ってこんなに歌うまかった?」というぐらい圧倒してました。
新しい王家、見る価値十分すぎます。
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