スカステ かもめ 千秋楽映像 礼真琴
スカステ かもめ 千秋楽映像 礼真琴
星組バウ公演 かもめの千秋楽映像がスカイステージで流れました。夜11時という遅い時間帯でしたががんばって見ました。
礼真琴のバウ初主演
この公演は礼真琴のバウ初主演という記念すべき公演で、いつもは1回しか見ないところ初日、中日、千秋楽と3回も見た公演です。舞台はやはり生き物だなあと感じた公演でした。初日より中日、そして千秋楽とどんどん変化してよくなっていくのが素人目にもわかりました。千秋楽の感動は今でも忘れません。その千秋楽の映像が流れるのでとても楽しみにしていました。
公演の感想は以前さんざん書きましたので、詳しくは書きません。まあ主演演目としては不満もありますが、それは礼真琴がどうこうではなく、演出の問題なのでしかたないです。でもことちゃんはじめ、出演者のみなさんはがんばってました。最高のパフォーマンスを見る側に与えてくれたと思います。
それで昨日の映像をみて感じたことを書きます。
空気感
やはりあの小劇場での雰囲気、空気感は映像ではちょっと伝わりにくいと感じました。特にかもめはほとんど歌やダンスがなく長い台詞で創られる芝居なので、あのピンと張りつめた空気感はあの空間にいてはじめて出てくるものだと思いました。そういう意味では3回も見れたことに感謝してます。
差替えがありすぎ
それから何か違和感があったので、その理由を今日昼間考えていたのですが、差替えがありすぎたせいなのではないかと思います。映像として残るので、作品として、またジェンヌさんのことを思うとハプニングは残さないほうがいいという判断なのでしょうか。でも千秋楽だからこその空気感は千秋楽でしか生まれないと思うし、かもめという作品は途中で「くすっ」という笑いもある作品ですから、特に1幕ことちゃんのところはそのまま流してもよかったのではないかと思います。
それからこれは考え過ぎかもしれませんが、ひょっとして挨拶以外全部差替え(前楽?)ではないかという気もしました。これはなんとなくです、全く根拠なしですが。
唯一の救いは最後の挨拶をほぼ全部流してくれたことですね。あのヘロヘロのことちゃんの挨拶、これこそ本人は見たくないでしょうが、よく流してくれました。でもあそこは少人数で舞台を作り上げた一体感みたいなものが感じられ、たぶんあそこをリピートする人は多いでしょう。できれば最後ひとりで出てきたところまで流してほしかった。
ということでなんとも不思議な、でも僕にとっては今のところ礼真琴作品の最高傑作と位置づけている「かもめ」が見れて幸せでした。
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Comment
まだスカステの放映ヴァージョン見ていないのですが、中身は前楽の映像っていう可能性もあるんですね!たしかに千秋楽は肝心な台詞で噛んじゃったり、いろいろありすぎたからでしょうか?
ところで、最近身の回りの『かもめ』を観た人に薦めまくっているのですが、池田健太郎『かもめ評釈』という本、素晴らしいので、是非ともご一読下さい!
ちえことふぁんさん、コメントありがとうございます。
いや、前楽の可能性は僕の全くの感覚ですよ。全く根拠はありません。まあそんなことしないですよね、まさか。
でも1幕最初と4幕最後は確実に差替えですからね。差し替えなくてもいいんじゃないかと僕は思いますけど。
池田健太郎著『かもめ評釈』ですか。知りませんでした。ちょっとネット見ましたがおもしろそうな本ですね。ぜひ読んでみたいと思います。が、絶版ですか、中古で買おう。