*

星組ロックオペラモーツアルト 11/26 12時公演観劇感想 礼真琴&舞空瞳

公開日: : 星組, 礼真琴, 舞空瞳

 

星組ロクモの初日観劇の感想も書ききれないまま11/26 12時公演を観劇してきました。

さすがに初日から数公演を終えてみなさん、パワーアップしていましたね。初日との比較で感じた点を書いていきます。

 

礼モーツアルトはますます輝いて

ことちゃんは毎公演、初日からほとんど出来上がっていて初日と後半でそれほどレベルの差がない人です。

なかには初日は全然で本人比で徐々にうまくなっていく人もいますがやはり初日から完成しているのが舞台人だと思います(あくまで個人的見解)日々成長は否定はしませんが、、、

 

今回も初日から全開のことちゃんですが、初日よりノリがよくなったし余裕が出ていたように感じました。

登場シーンの群舞のダンスとか挑発するような笑みとか。

2幕客席降りで歌う主題歌Place je passeもさらにのびのびして最後の高音もさらにさらに綺麗に出ていましたね。この歌唱を待っていたのですよ〜。

1幕ラストのダンスもよりダイナミックになりお母さんを亡くした悲しみをより強く感じることができました。

初日は正直このダンスにあまり感動しなかったのですが。今日は初日より舞台に近い席で裸眼で見ることができたのも大きかったかもしれません。初日はオペラで追うことで精一杯で。特にああいうダンスは舞台上での雰囲気を感じられるように全体を見ないといけませんね、反省です。

その後の例の絶唱、叫びは今日も凄かったですが、これも近かったのでなこちゃんのダンスとの関係性もよりよく見ることができて鳥肌ものでした。

最後コンスタンツェがヴォルフガングの首に手を回してから離れた時にパッと照明が当たった瞬間は二人が神がかってました。美しかったなあ。

 

それから今日一番感じたのはヴォルフガングの父親に対する気持ちです。

天才モーツアルトですがその才能を開花させた父親レオポルドの存在はとても大きいです。それはモーツアルト自身も自覚しています。

アロイジアに夢中のときに父親からの手紙でパリに向かう場面で素直にその指示に従うのですが、ことちゃんの演技が自然で説得力がありました。

父親の命令に反抗しそうなものですが素直に従うあたり、ちょっと普通の性格ではなく「純粋すぎる」性格だったのかもしれません。ただだからこそいろいろなことを瞬時に吸収できたのしょう。やはり天才です。

 

なこコンスタンツェはより可愛く、しっかりものに

コンスタンツェが一番初日と変わった気がします。

初日からその可愛さは振り切れていましたがさらにさらに可愛く感じました。特に最初のパブの場面ですね。ヴォルフガングとのピアノの連弾もダンスも。

今回は宝塚バージョンでコンスタンツェの役作りを史実より可愛く夫ヴォルフガングとの関係性をより強調していますがそれが本当によく表現されています。お披露目という初々しさもいい効果を生んでいます。

台詞のない場面でも舞台にいる時間がかなり長いです。

アロイジアがヴォルフガングを誘惑する場面でも終始嫉妬してる感情を台詞なして表情、しぐさで表現していますが、とてもいじらしく感じられます。

こういう小芝居が何回もあります。できればコンスタンツェだけ追っかける公演があればどれだけ楽しいことでしょう。(不可能ですが)

 

可愛さとともにより「しっかりもの」「ヴォルフガングを支えるよき妻」感が増した気がします。

「私だけはヴォルフガング、あなたのことを理解できます」(ニュアンス)という台詞もありますが、ヴォルフガングのよき理解者として今回宝塚お披露目バージョンとして描かれていますから、これでいいのだと思います。

史実ではいろいろ書物を読みましたが俗に言われる「悪妻」という認識は僕にはもともとありません。むしろわがままヴォルフガングに振り回されて可愛そうな印象です。

なので僕は今回のコンスタンツェの役作り設定はよいと思います。ただしこれ以上「できる女」感が出ないほうがいいと思います。

言葉は悪いですがヴォルフガングにとっては「それほどできのよくない妻」だったからこそ、自由に音楽活動ができてこれだけ偉大な功績を残せた。なのであまりにも「できる女」だとコンスタンツェではなくなってしまうので。

 

1幕ラストのヴォルフガングが歌いコンスタンツェがバックで踊るシーン。素敵だったなあ。

初日はことちゃんの歌に集中しすぎてなこちゃんのダンスをしっかり見る余裕がなかったのですが今日はしっかり見ましたよ。素晴らしいですね。

下手奥から出てきた瞬間のオーラ。

止まる所はしっかり止まる、それでいてしなやかで優雅で。表情も怖いぐらい凛としていて。あれはヴォルフガングの悲しい心情を表現しているのか、あるいはコンスタンツェとしてヴォルフガングをしっかし支えている表現なのか、、、

これからの二人を思うに、デュエットダンスもいいですし、ことちゃんが歌ってなこちゃんが踊るっていうシーンもありそうですね。夢は広がります。

 

今日で梅田芸術劇場公演は終わってしまいますが一週間は短いですね。東京にいってまたどのように進化していくのか楽しみです。東京は観劇できませんが、、、

 

 

 

 

 

関連記事

宝塚歌劇のジンクスを考える うますぎる?

宝塚歌劇のジンクスの一つに うますぎる人はトップになれない ってのがある。  

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

no image
ひっとん(舞空瞳)退団発表、、礼真琴は史上最低最悪のトップ

ヒットん(舞空瞳)の退団発表がありました とりあえずお疲れ様 約5

no image
星組全国ツアー公演『バレンシアの熱い花』Blu-ray ブルーレイがアマゾンで9%値引き

星組全国ツアー公演『バレンシアの熱い花』『パッション・ダムール・アゲイ

no image
星組シアター・ドラマシティ公演『赤と黒』ブルーレイがアマゾンで18%オフ

星組シアター・ドラマシティ公演『Le Rouge et le Noir

no image
2022年 宝塚歌劇(星組)を振り返って

2022年の星組はことなこ(礼真琴&舞空瞳)体制3周年を過ぎ4年目に入

no image
礼真琴&舞空瞳体制の今の星組の充実度

星組 礼真琴&舞空瞳体制も10月で4年目に入りました。もう丸3年過ぎた

→もっと見る




  • 『RRR』初日!おめでとうございます♡


  • 名前:大門
    性別:男
    年代:娘がことちゃんと同い年
PAGE TOP ↑