星組全ツ 大海賊 初日観劇1
星組全国ツアー公演 大海賊/Amour それは 初日を観劇してきました。
いつも思うのですがかなり無理して行きましたが行ってよかった〜。
今回は全員揃ってはいないといえども北翔さん、風ちゃんのトップコンビの新生星組の初日。
最後の挨拶で組長も言ってましたが『プチお披露目公演』ということで特に北翔さんファンの方はこの日を長く待っていたことでしょう。それはカーテンコールのものすごい拍手に全てが現れるわけですが。
それでは公演の全体の感想から。
【大海賊】
月組新公版を動画でちらっと見ましたのでだいたいの内容は把握して公演を見ました。
全体的には月組版と同じ内容だと思います。
北翔さんのエミリオは、まず幕が開いて中央に立っているわけですが、やはりこの方、華があるなと感じました。歌のうまさ、安定感は言うまでもないです。とても安心して見ていられます。
そして風ちゃんはとにかく可愛い。笑顔がとても印象的で、たぶん意識的に笑顔を作ってやさしい雰囲気を出そうとしてたと思います。トップ娘役として十分にやっていけそうな気がしました。
稽古場映像で見た時はちょっと痩せすぎの印象で心配していましたが、舞台では衣装の関係もあるのかそんなにガリガリに痩せている感じはなくよかった。
そしてプロローグの海賊たちの群舞ですが、配役的に北翔さんの両脇にまさこさんとことちゃん(礼真琴)が来てくれたらいいなと思っていました。
赤い布を頭に巻いた2人を先頭に海賊たちが登場、踊りだしました。
赤い頭の左側を見るとことちゃん!おお、やはりそうきてくれたかと嬉しくなりました。
で、右を見ると?なんか背が低いなと思ったら、まさこさんじゃなくてしーらんでした。しーらんも頑張って踊ってました。
ことちゃんの海賊姿もかっこよく黒豹の海賊をちょっと思い出しました。
まさこさんたち悪役海賊組は次の場面の着替えに途中で抜けた?んですね。しかし月組新公版ではエドガー役の北翔さんがセンター脇で踊っていたような記憶があるのですが、あれは何でだろう。
北翔さんのエミリオは若いころの役と5年経過してからの役との違いを見事に演じ分けしていました。
やはり役者ですね。
まあ見た目は変えようもありませんが、声や喋り方、しぐさ、表情などなど上手に使い分けて演じているのでしょうか。
この辺り、ことちゃんに無い部分で、ことちゃんはちえさんと同じでまだまだ『何をやっても礼真琴』かな。
せっかく北翔さんの下で出来るのでこの芝居感を勉強できたらいいなと思いました。
ことキッドの役作りは『男らしく』でしょうかね。
途中キッドのソロが少しあります。
あとアンに告白する場面ではアンが去ったあとソロがあります。月組本公演ではソロあったのか、今回追加されたのかは不明です。
それからエレーヌが死ぬ場面では船にエレーヌを乗せて海に流すのですがこれも変更点ですかね。
スモークが舞台に流れてきて場面的にはいい感じでしたが海に流すという設定がいいのか?疑問ではあります。
この芝居は『駄作』で何でこの演目をやるのかという書き込みをしている人がいますが、僕はそうは思いません。
確かにエミリオがエレーヌをそこまで愛する理由がよくわからないですが、もし駄作だとしても生徒にはどうしようもない訳で、与えられた演目をいかによく演じるか、そしてファンはそれに対してどうなのかを論じるべきで、今更作品が駄作かどうかなんて関係ないと思います。
北翔さんもコメントしていますが、今回新生星組でやる演目としてトップ2人だけの芝居じゃなくて組子全員が芝居を頑張っている姿を見せたかった、だからこの演目を選んだと。
そういう意味ではたくさんの人に役があり、新しい船長エミリオ(新トップ北翔さん)を中心に展開していくこの作品でよかったと思いました。
やはり北翔さんの安定感、包容力は半端ないです。芝居の中でも風ちゃんやことちゃん、組子みんなを見る目が温かい。芝居の中で海賊の仲間たちを見る目と新生星組の組子を育てようという目がだぶって見えました。
先生と生徒?みたいな。
なんかこれから星組がまとまってやっていけそうな感じがしました。男から見た感覚なので女性から見た『宝塚のトップ』としてそれでいいのかはわかりません。
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Comment
みっちゃんはまるで引率の先生みたいでしたねw
化粧を変えたせいか香寿さんやとうこさんを思い出すような雰囲気になっていて、
彼女が星組にいることに対する違和感が思いの外少なかったです。
風ちゃんは雰囲気が少し遠野あすかさんに
似ているような?
みっちゃんと琴ちゃんは2人とも歌がとても上手なのですが、声質も上手さのベクトルも全然違うので潰し合いにならず、いい感じでした。
なるほど。僕は化粧のことは全くわからないのですが、確かに引率の先生(的確な表現です!)みたいでした。だから安心感があるのでしょうね。
歌はどちらも上手なので聞いていてとても心地よいです。おっしゃる通り、歌の方向性が違うことがお互いにいい影響を与えている気がします。