*

雪組 るろうに剣心 3/1初観劇

公開日: : 宝塚一般, 雪組

 

雪組 るろうに剣心 3/1 11時公演を観劇しました。

20160301

 

話題作で見たい見たいと思いながらなかなか行けなかったのですが、ようやく観劇できました。

my初日&my楽になりそうですが。

 

贔屓のことちゃん(礼真琴)のいる星組は全公演見ますが、その次に観劇の多いのが雪組さんです。

いくつか公演を見ると主要メンバーはもちろん主要以外のメンバーの持ち味もだんだんわかってきて、さらにお気に入りの組になってきますね。

 

さて公演の全体の感想は「話は難しくもなく肩の力を抜いて楽しめた公演」という感じです。

 

るろうに剣心は元々漫画でその後アニメや映画になったようですが、漫画は全く知らず、映画版をテレビで見ました。

なので登場人物のキャラクターや人間関係はある程度知っていました。

それからプログラムであらすじは頭に入れてありましたので、舞台にに集中することができました。それも純粋に楽しめた要因だったと思います。

 

それから全体を通して「ルパン三世」を連想させました。

そんな人いないかな。

なんて言うか、軽い感じでテンポがよく、曲調も似ているものがあった気がします。

なにより、ちぎちゃんが時々ルパンが出てくるからでしょうかね。

 

そして今回観劇した第1の理由が、翔くんの演技を見ることでした。

今回翔くんが挑戦した役は、武田観柳。

映画版では香川照之さんがやってますね。

まあ強烈な個性の俳優ですからね。

あの香川照之さんの役を翔くんがどう演じるのか、とても興味がありました。

ネットの観劇記はほとんど見ないのですが、それでも翔くんの「いい評判」はいろいろ聞こえてきて「これはぜひ見ておきたい」と思ったのでした。

 

いやー、熱演でしたね、翔くん。

役者としてワンステップ上がったような気がします。(素人がえらそうですいません)

役作りは想像よりも「軽め」でした。

映画版はもっと『悪』『冷酷』なイメージですね。

たぶん、今回はだいもん演じるジェラール山下がバックの『悪』で、観柳は彼に利用されている部分もあり、軽めの役作りにしたのかなあと思いました。

でもそれが翔くんの新しい引き出しになったのではないでしょうか。

 

軽めといっても、最初に登場する賭博のシーンでは、椅子に座って十分ふてぶてしい態度で『わるもの」ぶりを表現していました。

それから楽しみにしていた「ガトガトガト〜〜♫」のソロも最高に面白かった。

想像していたよりも『コミカル』に歌っているのですね。

翔くんらしい『熱唱』だったと思います。

それから歌い終わった後の高笑いが最高によかった

この高笑いに『ワンステップ上がった翔くん』を感じました。

今回の公演のMVPをあげたいと思います。

 

それから、贔屓の一人といってもいい、ゆうみちゃんですが、神谷薫、想像通りの『かっこいい師範代』でした。

想像よりも少し『強い女性』だったかな。

女で道場を仕切っている身なのであれぐらいの『強さ』でいいのでしょうね。

たとえば、恵に対する台詞「いやなら出て行ってもいいのよ(ニュアンス)」なんかも結構強めで、恵に対しての感情がよく表現されていたと思います。

 

稽古場映像では『竹刀に振り回されていた』のが、しっかりと師範代として竹刀の扱いもできていたように思います。

剣心との関係については、最後は宝塚らしいエンディングでよかったですが、もう少し『ラブラブ』のシーンがあってもよかったと感じます。

映画版でもそんなシーンはほとんどなかったように記憶してますが、宝塚ですから、そこは膨らましてもよかったかな。

 

ちぎちゃんの緋村剣心は、映画版のイメージしかなのですが、その映画版の剣心とピッタリの役作りでした。

そして立ち回りがとても多いのですが、まあこれがかっこいい。

女の身のこなしではないですね、あれは。軽いし、ビシッと決まるし。見ていて気持ちがいい。

歌は、、、もう慣れました、はい。

そんなかっこいい、剣心にぴったりのちぎちゃんですが、芝居はやはり何をやっても『早霧せいな』かな。

特に明治になってからの流浪人剣心は軽い役作りで一本調子だし、時々ルパン三世が出てくるし。

ファンはそれを(早霧せいなを)見に来ると言ってしまえばそれまでですが。

まあ宝塚はそれでいいのかもしれません。

 

だいもんは、相変わらず安心して見ていられますね。

特に歌。

雪組にあっては一人ずば抜けてますからだいもんが出てきて歌いだすと安心します。

ただし今回のジェラール山下はあまり印象に残らなかったかな。

これはだいもんがどうこうではなくキャラクターの設定の問題なのか僕の理解力のなさなのか。

もっと何回も見ればまた感想もかわってくるのかもしれません。

 

そして今回の僕のMVPにあげたい、もう一人は、彩みちるちゃんですね。

弥彦は映画版で見てそのキャラクターは知っていましたが、みちるちゃんの弥彦もピッタリでした。

というか、彼女の今までの公演の演技をほとんど知りません。最近トーク番組でその存在を知ったくらいで、そのイメージとは全く違いました、いい意味で。

 

まず見た目。

みちるちゃんの弥彦、男の子に見えますね。

メイクがうまいのでしょうか、元々のイメージを消して(普段はもっと女の子っぽいと思います)。

それから台詞の声も少年っぽい声に聞こえました。地声はどうなんでしょうか。もし作っているとしたらいわゆる『役者』ですよね。

それから演技がうまい。子供に見られたくない、気の強い少年を実にうまく表現していたと思います。

身のこなしも抜群ですね。

そして出番が多い。台詞もそれなりにあるし、それ以上に舞台上にいる時間が長いのが売り出すにはいい役です。

新人公演では薫をやったのですよね。どんな演技をしたのかとても興味があります。これから注目の一人となりました。

 

今日も平日なのに立ち見がぎっしりで、雪組の人気の高さはすごいですね。

これは作品のよさ、そして組子全員のがんばりなど全てがうまくかみ合っているのでしょう。これからも雪組の公演は期待できそうです。

 

さて次はいよいよ星組のこうもりが始まります。

 

 

 

 

 

関連記事

星組2017年1月公演 『オーム・シャンティ・オーム -恋する輪廻-』 映画DVD見ました

  星組2017年1月公演 『オーム・シャンティ・オーム -恋する輪廻-』の原作映画

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

no image
ひっとん(舞空瞳)退団発表、、礼真琴は史上最低最悪のトップ

ヒットん(舞空瞳)の退団発表がありました とりあえずお疲れ様 約5

no image
星組全国ツアー公演『バレンシアの熱い花』Blu-ray ブルーレイがアマゾンで9%値引き

星組全国ツアー公演『バレンシアの熱い花』『パッション・ダムール・アゲイ

no image
星組シアター・ドラマシティ公演『赤と黒』ブルーレイがアマゾンで18%オフ

星組シアター・ドラマシティ公演『Le Rouge et le Noir

no image
2022年 宝塚歌劇(星組)を振り返って

2022年の星組はことなこ(礼真琴&舞空瞳)体制3周年を過ぎ4年目に入

no image
礼真琴&舞空瞳体制の今の星組の充実度

星組 礼真琴&舞空瞳体制も10月で4年目に入りました。もう丸3年過ぎた

→もっと見る




  • 『RRR』初日!おめでとうございます♡


  • 名前:大門
    性別:男
    年代:娘がことちゃんと同い年
PAGE TOP ↑