星組公演 桜華に舞え/ロマンス 初日観劇しました
星組公演 桜華に舞え/ロマンス初日観劇してきました。
ネタバレありますのでご注意ください。
芝居 桜華に舞え
サヨナラ公演仕様
北翔さんのサヨナラ公演なので当然ですが北翔さん目立ってます。
特にラストのシーンは死んだ北翔さん桐野始め全員が生き返り舞台に登場します。そして全員で北翔さんを見送るシーンとなり、北翔さんは下手花道から去っていきます。
今回のお芝居はその一つ前のシーン(実際の芝居でのラスト)が感動的なシーンでその他にも涙を誘う場面多く、そして最後の最後がトップを見送るシーンなので必然的に涙腺崩壊となります。
ストーリーは
史実通りの展開で当然といえば当然ですが忠実に歴史を再現してます。
桐野利秋(中村半次郎)中心に幕末から戊辰戦争〜西南戦争まで歴史のポイントを押さえてます。
仲間だった薩摩藩士の分裂、つまり北翔さん桐野と紅さん衣波の友情をメインに描きつつ最後は官軍である衣波が桐野に勝つのですが、そんな中でも衣波の桐野への思いが随所に出てきて泣かせます。
その男の友情に加えて風ちゃん吹優との恋も少々あります。
薩摩弁は聞き取りにくい
想像以上に理解できない台詞が多いです。
スカステの稽古場映像を見たときは「音声が小さい」のもあるかもと思いましたが、はっきり台詞は聞こえても意味が理解できません。
特に薩摩の田舎での人々の会話。ほとんどわかりません。しかしたぶんメインのストーリーには影響ないでの聞き流してました。当然わかったほうが芝居が楽しめるのでしょうが仕方ありません。
主要人物の台詞でも理解できない部分はありますので、これから観劇される人は『その時代の基本的な日本史や人物関係』などは予習されることをお勧めします。
僕はほとんど事前に理解していましたので台詞がわからないくてもストーリーに置いてけぼりにされることはありませんでした。もし全く事前知識のない人が見たらチンプンカンプンになるかもしれません。
目が足りない
どんな芝居もそうですが1回では全部見れません。特に今回は立ち回りがあり展開が早いので全体の流れを見るにはいいですが特定の贔屓目当ての場合は贔屓を追うだけで精一杯で他が見れません。結局複数回観劇するようになるのか。
あーちゃん竹下ヒサの設定
やはり史実通りヒサは桐野の奥さんでした。
しかし史実的にはヒサと桐野の出会いや関係はどうだったのでしょうか。調べましたがはっきりしませんでした。
舞台では桐野、衣波、ヒサは幼なじみでヒサは衣波のことが好き、衣波もヒサが好きだった。
でもなぜかヒサと桐野の縁談がまとまってしまいヒサは桐野の奥さんとなる。しかし桐野はすぐに京、そして東京への生活の場を移しほとんどヒサとの結婚生活は舞台では描かれない。
そんな桐野は東京で吹優に惹かれていく。一方ヒサは最後まで桐野を愛している(愛そうとしてる)。この時代は普通のことだったのかもしれませんがヒサがかわいそう。歴史を変えることはできませんがもう少し宝塚らしい脚本にできなかったのか。
個々の感想を。
紅さん衣波
なんといっても紅さん登場シーンがかっこいい。水色の袴姿でせり上がってきます。やっぱりスタイルがいいと似合いますね。
明治維新後は軍服姿ですが髭も似合ってかっこいいですよ。ただ軍服が若干だぶついてたと感じたけど気のせいか?
ソロもいくつかありますが毎回思いますが歌は毎公演進化してます。安心して聞けるようになりました。ただ最後薩摩の村の人たちに会いに行くシーンで歌うソロは???でした。キーが高すぎるのか、ちょっと『へん』でした。
そしてラストのシーンは、泣かせます。死んだ桐野を抱きかかえて「辛かったろう(ニュアンス)」と泣きながらの台詞。男の友情ってやつですね。
ことちゃん八木永輝
一人、『最後まで笑わない役』。今までにない役ですが魂こもってます。銀橋ソロは怖いくらいの凄さです。着流し似合いすぎ。詳しくは別ブログに書きます。
まおくん犬養毅
今回のまおくんはかなり出番あります。冒頭シーンは晩年の犬養襲撃のシーンから始まります。ソロあり台詞いっぱいありで、かなり健闘してます。最後にもまた出てくるんですよね。
1回の観劇では細かいところまでは理解できませんがこんな感想です。また思い出したら追記していきます。今回はショーよりお芝居が気に入りました。見て損はない公演と思います。
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