星組 ガイズ&ドールズ 初日観劇
星組 ガイズ&ドールズ 初日を観劇してきました。
礼さん(礼真琴)の感想はこちらのブログへ。
初日の感想ですがネタバレありますのでご注意ください。
ガイズ&ドールズは映画版DVDを見ました。そして宝塚の初演、再演は見てないのでネット動画をちょっと見た状態で初日を観劇しました。
映画版で話の流れはだいたい理解していましたし、話は単純なので『コメディ』として楽しむことができました。
話は単純ですが「なんでそうなるの?」ってツッコミどころ満載なストーリーです。まあそれはどうしようもないとして。
全体の印象は『とにかく楽しいコメディ』です。
北翔さんも紅さんも役づくりがたいへん軽いです。
みんなの演技が軽くて上手だからコメデとして面白いのか、演出の先生からの要望でみんなが軽いコメディを意識しているのか、定かではありませんが、とにかく楽しい公演です。
北翔さん
大劇場のお披露目公演ですが僕は全ツの初日も観劇しましたので、個人的にはお披露目という感覚はそれほどありませんでした。
北翔さんのファンの方々の声援はすごかった(終演後の挨拶のときの拍手とか)ですが、僕は全ツの初日の方がすごかったと感じました。あのときの会場は異様な雰囲気でしたから。
今回も全ツ同様、歌、芝居とも安定感抜群で安心して見ていられます。
役づくりはかなり軽いです。
映画版でのスカイはもっと落ち着いた雰囲気だったのですがコメディ感を強くだしたかったのでしょうか。とてもよかったと思います。
それにプロローグとか博打の大一番の場面とか決める時はビシッと決めますからね。風ちゃんとの場面(ハヴァナとか)はもうデレデレで。全ツより余裕が出てきた感じがしました。
風ちゃん
お固いサラの役がぴったりあっていたと思います。
最初の演説とかちょっと緊張しているように見えましたが、だんだんよくなっていったように思います。
アデレイドとの場面は同期コンビで歌うまのお二人、素晴らしかった。
スカイとの場面で、振り向きざまドアを明けて建物に入っていくはずが、立ち位置がずれてたのでしょうね、振り向いたら壁で壁に当たりそうになり(当たってた?)なんとかドアから入っていきました。北翔さんも笑ってたような。まあ初日ならではのハプニングですね。
紅さん
ネイサンも想像より軽い役づくりに感じました。
これも映画版ではもっと落ち着いたイメージですからね。
でも紅さんらしいネイサンでよかったと思います。
紅さんコメディうまいですね。『間がいい』のだと思う。テンポ、間がいいから思わず台詞に笑っちゃうのですよね。たくさん会場の笑いをとっていました。
礼さんとの絡みの場面では、一番心配していた歌がよかった。
キャッチミーでちょっと張り上げすぎの歌が気になっていました。でも今回はとても自然に聞こえました。
礼さんとのデュエダンでは、下手から登場(礼さんは上手から)して銀橋を渡ります。
それぞれソロも少しですがあります。この歌も自然でよかった。ダンスも無難にこなしていました。
礼さんとのバランスがいいので安心して見れます。
パレードでの衣装が北翔さんとほとんど同じなのはどうしてなのでしょうか。すごい違和感があるのですが。
さやかさん、かいちゃん、まおくん
この三人組がちょこちょこ出てきます。
さやかさんがまとめ役的存在ですが、歌も芝居も上手。さすが専科ですね。さやかさん、一番のツボは教会での集会の場面。椅子から転げ落ちて『ゴロ〜ン』ってなるのですが絶対笑いますよ。
かいちゃんもコミカルでいい役づくりだったと思います。歌はやはり声が前に出てこないので聞きづらいです。
まおくんはあまり見せ場がないのが残念ですが歌、台詞とも徐々によくなってる気がします。
あーちゃん
ミミという踊り子の役ですが、やっぱり可愛くて目を引きます。
あとプロローグでは黒いタイトな衣装で踊りますがかっこいいですよ。
フィナーレでの男役の群舞は北翔さん、まさこさん、かいちゃんの並びで、ちえさん、紅さん、まかぜ、ことちゃんの誰もいない、不思議な光景でした。
でもこれが現実。新生星組のスタート。
礼さんが出ている場面ではアデレイドを追っかけてまして、出てない場面では全体を見るようにしました。
たぶんいろんなところで小芝居をしている人がたくさんいるでしょうから、何回か見ないことにはそれらは見れません。
できればこの後何回か観劇できたらいいなと思います。
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