星組オームシャンティオーム 初日観劇
新生星組公演オームシャンティオームの初日を観劇してきました。
ことちゃん(礼真琴)の感想は別ブログへ。
紅さん、あーちゃんの新トップ就任のプレお披露目公演です。紅さん、あーちゃん おめでとうございます。いよいよ新生星組が動きだしました。まだバウ組と二つに分かれてますが、それぞれの公演を頑張ってほしいと思います。
ネタバレありますのでご注意ください。
まずは全体的な感想から。
原作はインド映画で歌とダンスが盛りだくさんのとても楽しい演目です。雰囲気は映画版そのままでとても楽しい演目でした。
ストーリーというか話の展開はほとんど原作の映画版と同じです。
違いは1幕で南インドのスターの撮影場面カット。あとちょこちょこっと細かい設定の変更。
2幕は大筋は同じですが細かい設定がかなり違います。
オームがシャンティの記憶がだんだん蘇ってくる設定が違うとか、サンディの登場とレストランの場面が逆とか、ムケーシュがオームの企みに気が付き始めるあたりとか、撮影開始式がないとか。
この辺りは先生が日本人にわかりやすく脚本を変更したのでしょうか。
ただ一番気になったのはムケーシュが部下に探らせてシャンティ(サンディ)の存在をラストの場面以前に完全に知っていた設定です。
映画版でもフィルムを見て疑いは持ちましたが、その存在までは確認できていない状態でラストのシーンになります。
なのでその場面でシャンティの偽物のサンディにムケーシュは怯えます。最後は怪我をしたサンディを見て偽物を見破るわけですが。
映画版の設定のほうがハラハラします。最後どうなるのだろうと。設定の違いだけでなく舞台であのハラハラ感を出すのは難しいのかもしれません。
ただどうやってあのラストのハラハラ感を出すのか期待していたのでそこはちょっと残念でした。
歌はほとんどの曲を歌ったのではないでしょうか。ここまで原曲を使うとは予想していなかったのでそれはよかったと思います。
しかし公演を見てインド音楽?の難しさを感じました。紅さんはじめみなさんかなり苦労されていたと感じました。メロディなのかリズムなのか節回しなのか。
日本語になると歌いにくいのか。なかなか乗れない感じでした。慣れてくればもう少しよくなるのかもしれません。
セットは映像をたくさん使ってわかりやすかったと思います。特にシャンティとオームの写真はよかった。
ただ奥の階段が常にあり、その前に幕が降りて床と壁の小さなセットが出てきて芝居するシーンがあるのですが、その壁の後ろにスタンバイする人が後ろの階段から降りて来るのですがそれが3階席からだと壁の上から丸見えです。たぶん二階、一階からは見えないと思います。
あーちゃんのスタンバイや紅さんがはけてくところも見えました。あれはどうしようもないのでしょうか。そもそもスタッフは気がついているのか。
紅さんオーム
脇役俳優と30年後のスターを見事に演じ分けられていたと思います。衣装も全然変えてました。
そして今回一番感じたのは歌です。とにかく歌う場面が多い。ソロでもたくさん歌います。
歌はますます上達されていますが先ほど書いたようにインド音楽独特の難しさ?があるのでしょうか。歌いにくそうで乗りにくいです。
映画版を聞いているとそうでもないので日本語との相性が悪いのでしょうか。
ただオリジナルのあーちゃんとのデュエットはいい感じで歌っていました。
最後の挨拶は始めは緊張していた?のか普通でしたがカーテンコール三回目ぐらいからエンジンがかかってきましたね。千秋楽の挨拶が楽しみです。
あーちゃんシャンティ
見た目は映画版のシャンティに見えました。ポスターで予想はしていましたが予想通り。よくもこの演目を探してきたなあと思います。
歌もなんとか無難にこなしていました。元々うまくはないのでこれぐらい歌えればいいと思います。
そしてあーちゃんも前半と後半では声の質を変えて、シャンティとサンディを上手に演じ分けていました。紅さんとの並びもよくてこれからが楽しみになりました。
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