星組スカーレットピンパーネル初日観劇
スカピン初日観劇しました。観劇からもう一週間もたってしまいました。体調不良やら仕事やらで感想をブログに書くことができずやっと書き始めています。
紅さん、あーちゃんのお披露目公演の初日を観劇できたことはとてもラッキーで感謝してます。
初日のあの緊迫感は、特にお披露目ですからなおさら独特なものがありなんとも言えません、いいものです。
全体的な感想は想像以上に良い舞台でした。これは何よりトップのお二人の『出来』が予想をはるかに上回ったことによります。歌にしても芝居にしても感動しました。
紅さんパーシー
一言でいうと『上級生の安定感があった』
初日で相当緊張されていたとは思いますがそれをあまり感じさせない余裕がありました。歌も毎公演上達され昔は音程に不安がありましたが今はもうその心配はありません。声もよく出ていたと思います。
特に♫祈りは悩める心情がよく表現されていたし、♫目の前の君は吹っ切れて清々しい様子がよくわかりました。
そして紅さんで一番よかったのはパーシー、ピンパーネル、グラパンそれぞれの演じ分けが見事だったことです。
パーシーのちょっと間抜けな所と一転ピンパーネル団を前にした時のかっこよさ、
そして何よりグラパンのキャラクターの作り方は抜群でした。あのヨタヨタした歩き方は「そうか、そうきたか!」と納得されられました。
紅さんなりにかなり研究されたのでしょう。そういう部分が見えるから彼女の演技には共感できます。ただしあれ以上やると今度は『やりすぎ』になります。そのぎりぎりを狙っているところも見事でした。
細かいところでは初日ならではの場面もありました。冒頭の銀橋でピポー軍曹に「やはく行け!」って言われ「あいよー」と振り向いたら荷車がかなり先に行っていたとか、フランス上陸で船の上での着替えが間に合わないとか。まあ初日のご愛嬌ですが。
あーちゃんマルグリッド
こちらも予想をはるかに上回る出来でした。
歌は正直かなり心配していましたがどうしてどうして、音程も安定していましたし安心して聞けました。あずかでも苦労していたひとかけらの勇気もなんとか歌いきりました。あすかよりよかったかも。
さらに心配していた紅さんとのデュエットも破綻することなく安心して聞くことができました。
あーちゃんが一番よかったのは芝居、マルグリッドの役作りに共感できました。マルグリッドは大女優なのでまずは大女優として堂々とした佇まい。
あーちゃんは可愛い系なので特にその辺りを意識したのでしょうかやや強すぎる感もありましたがあれくらいキリッとしていたのはよかったと思いました。
特にショーヴランに対しては冷たすぎるぐらい冷たくショーヴランが哀れになるぐらいでしたがよかったと思います。
ことちゃんショーヴラン
一言でいうと「声が出てない」
歌を楽しみにしていただけに残念でした。初日で緊張していたからと信じたい。次回に期待します。なのでこれ以上の感想は次回に。
このブログを前からご覧に方はご存知と思いますが僕はコテコテのことちゃんファンなのでこの感想は決してアンチの書き込みではございません。ファンとしての正直な初日の感想です。
次回の観劇ではみなさんの舞台もより深いものになっているでしょうし、また違った面も感じ取れると思いますのでそれを楽しみにしています。
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