月組エリザベート千秋楽ライブビューイング
月組エリザベート千秋楽ライブビューイングを見に行ってきました。
センターでとても見やすい席でした。
生まれて初めてライブビューイングを見ましたが想像より数段よかった。所詮映像でしかないから感動も少ないのでは、と思っていましたが、いやいやそんなことありません。
顔がアップになり表情がよく見えることが最大のメリットですね。劇場ではSS席じゃないとあんなにはっきり見えませんしまして千秋楽なんて不可能ですから。表情がはっきり見えるとより感情も伝わってきて感動も大きくなると感じました。
欠点はやはりスクリーンに映っているものしか見えない(当たり前ですが)。贔屓を追っかけることができません。けどそれ以上の価値はあると思います。
さて公演ですがさすが千秋楽です。
特にちゃぴは最後エリザベートをやりきった演技だっと思います。声もよく出ていたし♫私だけにも、ちゃぴらしい力強いシシィでした。鼻水が出ていたのもそれはそれで印象的でよかった。
歌い終わったて倒れ込んだあとの拍手もすごかったけど、やはり初日の拍手には及ばなかったかな。あの初日はなかなか鳴り止まなかったですからね。みんな度肝を抜かれた感じで。
全体的に若々しい?元気な?シシィでした。
ちゃぴらしいのでこれでいいのだと思います。本来はもっと歳を重ねるごとに年相応のシシィ、エリザベートに変わっていく方がいいのかもしれません。
しかしいいのです。ちゃぴのエリザベートでよかったと思います。ただ一言だけ。夜のボートの後半の歌声をもう少し弱くしたらもっとよかったと感じました。みやちゃんがよかっただけに、ちょっとちゃぴの声が強すぎて、、、まあでも十分満足です。
そのみやちゃんですが初日とは比較にならないくらい素晴らしかった。
初日はとにかく高音が辛そうで聞いていてこちらも辛くなりましたが、千秋楽は全然よかった。さすが上級生だけあります。
歌に不安がないのでよりフランツの芝居に集中できました。フランツのシシィへの愛情がとても強く感じられて、みやちゃんが目指していたフランツにより近づけたのではないでしょうか。特にエリザベートの寝室の場面とか一幕ラストの鏡の間の場面とか。
逆にたまちゃんトートは初日に比べて歌がとても不安定でどこか体調でも悪かったのでしょうか。ちょっと心配になりました。
ちゃぴのサヨナラショーを見れたことも嬉しかった。やはり歌い出しのロミジュリの歌は涙が出ますよね。あの当時の記憶が蘇ってきて。
娘役のサヨナラショーは初めて見ますが想像より短く感じましたがこんなものなのでしょうか。もう少し長いといいなあとは思いました。
ショーの前にるうさんがちゃぴの経歴やちゃぴに対する思い出を語るのですが、これがいけません。るうさんの話がうますぎて途中から涙が止まらなくなって、ショーの始まりで涙をふくのがたいへんで。
すーさんの挨拶の前にも話をされましたが、ほんとにるうさんの話が上手です。こういう人が組をまとめてくれると組子も安心ですね。
カーテンコールの最後、たまちゃんとちゃぴのやりとりがまた楽しくもありジーンとくるし。
ちゃぴ「お世話になりました」
たまちゃん「え?私?」
一期違いで音楽学校時代からよく知った仲だったのですね。まさか一緒に組むことのなろうとは当時思ってもいなかったでしょうに。しかしとてもいいコンビでした。たまちゃんの懐の大きさのおかげでちゃぴが伸び伸びと舞台を楽しんでいるように感じました。
これからちゃぴがどんな人生を歩んでいかれるのか、もしまたどこかの舞台で見れる機会があれば、いやあることを信じて見守っていきたいと思います。
たまちゃんも新生月組でまた輝けることを願っています。