『霧深きエルベのほとり』1/15 13時公演を観劇
今更ですがみなさまあけましておめでとうございます。ほんと今更ですが^^;
正月早々体調を崩し予定していた観劇もキャンセル。ブログ更新もままならない状態でやっと本年初のブログ更新です。本年もぼちぼち宝塚歌劇と関わっていけたらなあと思っていますのでどうぞよろしくお願いします。
やっと星組『霧深きエルベのほとり』1/15 13時公演を観劇してきました。
ショーは正月のBS放送を何度も見てましたので期待通りいいショーでしたし、芝居はネットの動画(若干抜粋)を見てある程度知識はありましたが予想以上にいい芝居で今回も泣きました。(何を見ても泣くんですけどね、特に最近は)
芝居『霧深きエルベのほとり』
ほんとに何であんなに泣けるんだろうってぐらい泣けました。星組にしては?(失礼)みんないい芝居してました。
テーマは『愛』ですかね。
カールもフロリアンもシュザンヌも共通の愛の感覚を持っていて。自分が愛した人が一番幸せになるには?って考えて結局自分が身を引く結果になる。カールもああ見えて純粋でいい人なんですね。フロリアンはそのまんまいい人すぎるし。
初演が1963年ですから昭和38年。もう56年前ですか。話としてはバリバリ昭和の日本人の感覚で、こんな愛の形、今の若者はどう思うんだろうってところはありますが、、、
紅さんカール
想像通り、かっこいい水夫、似合ってましたね。
出てきて主題歌を歌った瞬間からエルベの世界に引き込まれました。歌も安定してますね。
今回一番よかったのは「やりすぎない芝居」だったこと。
最近の紅さんの芝居はやりすぎの感があり、特に目を見開いたり大げさな顔をしたりと気になっていましたが今回それがほとんどありませんでした。カールという役柄、歩き方や笑い方にやや危ない感もありましたが許容範囲。
「口では悪を演じているが実は純粋でいい人」「本当にマルギットのを愛している、だから自分は身を引いた」このあたりがよく伝わってきて共感できました。
ひとつだけ気になったことは最後、ヴェロニカに泣きつくところ。泣きながら「マルギットを愛しているんだ(台詞違うかも)」って同じ台詞を繰り返すんですがちょっと大げさすぎて何度も叫ばれると???となりました。あそこは台詞をフェードアウトしていくとか、途中から喋らないで体で泣きを演技するとか、何か方法があるような、、、
まあそれは小さなことで久々に紅さんの芝居を安心して見れました。よかったです。
あーちゃんマルギット
とてもよかったです。今回の芝居で一番よかったのはあーちゃんマルギット。
家出した世間知らずの名家の令嬢をとてもよく表現されていたと思います。普段の低い声を封印して高い可愛い声で、見た目はあの通り可愛いし、純粋にカールを愛していく過程もよく理解できました。
家に戻ってカールを紹介するところで父親に反対される場面。迫真の演技で引き込まれました。あーちゃんってこんなに芝居うまかった?
ことフロリアン
さて贔屓ことちゃんのフロリアンですが、今回登場人物はみんないい人なんですがその中でも一番いい人。神様のような人。
自分の婚約者が別の男を好きになって、でもマルギットが本当にカールを愛してるなら、それがマルギットが一番幸せになれるならと自分が身を引く。
こんな愛の形ってありえるのかなあ、、、
でもこれが日本人的感覚なのでしょうかねえ。
ことちゃんらしくこの神様みたいなフロリアンを自然に演じてました。
思ったより歌があってよかった。特に最後の銀橋ソロは久しぶりにことちゃんの歌でいいなあって感じました。声もよく出ていて安心しました。
ただ芝居はやっぱりうまくないなあ、、、
なんだろう、間が悪いのか、いや違うな。
滑舌いいし悪くないはずなのに何か不自然というか、、、よくわかりません。
あと今回紅さんと同じぐらいの身長に見えたけどあそこまで高い靴をはく必要があるのか。これこそ自然体でいいと思います。
みほちゃんシュザンヌ
予想以上に出番というか「ことみほ」が見れてよかった。ショーでは全く組んでいないので。前髪下ろした感じとか、やっぱり可愛いなあ。
ことみほの並び、ピッタリなんだけどこの先どうなるんでしょうか、この二人。
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