星組中日劇場公演うたかたの恋/ブーケ ド タカラヅカ 初日観劇
星組うたかたの恋/ブケタカの初日を観劇してきました。
うたかたの恋はテーマ曲が最高にいいし、たかはなのうたかたの恋を何回も見てストーリーがわかっているのも気軽に見れるし、紅さんとあーちゃんのコンビはどちらも嵌り役なので楽しみにしていました。
予想通り、いや予想を遥かに上回る公演でした。
途中から涙が止まらずたいへんなことになってました。僕はだいたいの演目は泣くのでしかたないのですがここまで泣くとは思ってもいませんでした。それぐらい素晴らしい公演でした。
うたかたの恋の儚い二人の世界観が見事に表現されていました。
まずは紅さん。
見た目は皇太子の軍服が似合いすぎてとにかくかっこいいです。
そして紅さんルドルフ、人間味があってかつ包容力がある。まっすぐ向かってくるマリーを大きく受け止める雰囲気がいいです。
と同時に若く見える部分もあるのでたとえば皇帝と対する場面はしっかり親子に見える。
さらに暗く陰な部分もあるので悩みやこれから死に向かっていく人間ということがはっきりわかる。全てにおいてルドルフなんですね。
一方あーちゃんマリー。
もう可愛いの一言です。見た目が可愛いのは想像してましたが想像以上にその可愛さが光っています。
それは「声」のせいでもあります。元々低い声なのでそれが心配でしたが見事に「可愛らしい声」を最後までやり通しました。はなちゃんにも十分対抗できるんじゃないかなあ。
そして今日一番びっくりしたのが「歌」今までの演目ではどうしても不安定な歌に??の部分もありましたが今日は全く音程に不安は感じませんでした。可愛い声であんなに可愛く歌われたら、それは文句ないでしょう。音程が安定しているのでこわごわ歌わず堂々と歌うのでより余裕があります。
お二人がそれぞれに役にピッタリはまっているので相乗効果も働いて「うたかたの恋の世界観」見事に表現されたのだと思います。
あえて言えば初日なので紅さん、緊張していたのか歌はかなり硬かった気がします。あと台詞も力が入りすぎるときがたまにありました。まあ徐々によくなっていくでしょう。
贔屓のことちゃん(礼真琴)がいない公演ではありますがとても見ごたえのある公演でした。千秋楽に向かってどんどんよくなっていくでしょう。楽しみです。